歯の磨き方・オーラルケアに関するトピックス
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歯周病の予防

歯周病予防のための歯磨きについて、ブラッシング方法、歯ブラシの選び方、歯磨き剤など、詳しくご紹介します。

歯周病の予防のために

若い頃は歯医者さん知らずで自分の歯に自信をもっていた人も、いつまでもその状態が続くという保証はありません。また、今まで虫歯治療しか経験していない人もいるでしょう。加齢・ストレス・他の全身的な疾患に対する危険度が増すにつれて、歯周病になる危険度も高くなっていきます。

悪いところが見つかったから、痛い所があるから歯科医院に行くのではなく、自分の歯や歯ぐき、つまり口全体の状況がどうなのかをしっかり把握しておくために歯科医院を利用することが大切です。そして、自分に合った正しい方法で、自分自身で歯や歯ぐきの管理が出来るようになるのが理想です。

歯周病の予防について家庭でも出来ることと、歯科医院に行かなければ出来ないことの2点に分けて説明します。

家庭で出来ること・・・歯みがきについて

1. ブラッシング

一番大切なのは歯みがきの時のブラッシングです。歯周病対策のための正しいブラッシングの仕方を覚えましょう。ゴシゴシとこするのは、歯も歯ぐきも痛めます。歯並びや口の中の状況、年齢などによってそれぞれ効果的なブラッシングの方法があるので、自分にあったものを選びましょう。 歯医者さんでぴったりの方法を教えてもらうのがベストですが、ここでいくつかのブラッシング方法を紹介します。

○バス法
歯周病の予防・治療に効果的な方法。歯と歯ぐきの間の歯垢を取り、歯ぐきをマッサージします。毛先を歯と歯ぐきの間に45度の角度で当て、歯と歯ぐきの間に入れ込むような形で細かく(歯一本分程度)歯ブラシの柄を振動させて磨きます。力を入れすぎたり、硬めの歯ブラシをつかったりすると歯ぐきをいためるので注意しましょう。
バス法
○つまようじ法
つまようじを使うのと同じ要領で、毛先を歯間に押し込んで磨く方法です。歯ブラシを歯に対して30度の角度で当て、上の歯は下方向に、下の歯は上方向に磨きます。歯の間から毛先が反対側にのぞくまで押し入れ、7~8回繰り返します。
つまようじ法
○ローリング法
歯の表面の汚れや歯垢(プラーク)を取り、歯ぐき(歯肉)のマッサージができる方法。歯ぐきから歯の方へ(上の歯は上から下へ、下の歯は下から上へ)歯ブラシを歯ぐきにあて、歯ブラシを半回転させて磨きます。歯並びがよく、歯ぐきが健康な方に適しています。
ローリング法
○スクラッピング法
歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側、噛み合わせ面の歯垢をもみ出す方法。毛先を歯の表面に垂直に当て、細かく(歯一本分程度)前後に動かして磨きます。力を入れすぎると歯ぐきを傷つけるので注意しましょう。小学生までの子供に向いています。
スクラッピング法
○フォーンズ法
力のない幼児やお年寄りに適した方法。噛み合わせた状態で、歯ブラシを歯にたいして垂直に当て、円を描くようにして上下の歯を一緒に磨きます。歯の裏側は毛先を当て小さく前後運動させてみがきます。
フォーンズ法

2. 歯ブラシの選び方のポイント

歯垢(プラーク)除去の鍵になります。驚くほど多くの種類が販売されていますが、自分の口に合うものを見つけるのが大切です。

○ヘッドが小さめのものを
長さは人差指の第一関節程度(25mmまで)、幅は狭い3列又は2列植毛ぐらいがスリムでいいです。大きすぎると細かく動かせずに磨きのこしを作ります。
○毛の材質はナイロン
動物性のものより、ナイロンが品質的に清潔に保てます。毛先がまるくなっているものも歯ぐき(歯肉)を傷つけないのでよいでしょう。
○硬さ
硬さは好き嫌いがありますが、歯と歯ぐきのことを考えると「普通」か「軟らかめ」がお薦めです。
○柄はストレートのもの
丸くなっているものは、歯や頬にあたり、磨きにくいことがあります。
○替え時に注意
使っているとだんだん毛が開いたり、曲がったりしてきます。新しい歯ブラシに替えましょう。ゴシゴシ力を入れて擦ったり、大きく動かし過ぎると10日から2週間で替え時を迎えてしまいます。これは少し早すぎます。歯みがき方法をチェックし直しましょう。

3. 歯みがき剤について

歯みがきにおいて、重要なのはブラッシングです。歯みがき剤や水はみがきだけではプラークを除去することはできません。逆に歯みがき剤をたくさんつけると唾液が出すぎて歯みがきの時間が短くなったり、研磨剤で歯の表面が削られたりするので注意が必要です。歯みがき剤はあくまでブラッシングを補助するものであり、歯みがき後の爽快感を増したり、多少の薬効成分効果があるものと考えた上で自分にあったものを選びましょう。

○研磨剤配合
歯面の着色(タバコのヤニや茶渋等)が気になるときは、研磨剤配合のものを使用するとよいでしょう。ただ、歯の表面を磨きすぎて、削らないように注意が必要です。また象牙質知覚過敏症の方は使用しないほうがよいでしょう。
○虫歯予防
フッ素配合のものが虫歯予防に効果があります。子供の場合は一日一回使うとよいでしょう。
○歯周病予防
殺菌作用や止血作用のある成分が含まれています。
○知覚過敏
冷たい水や空気がしみる知覚過敏の方に適しています。

4. その他、歯垢を取るのおすすめ道具

○デンタルフロス(糸付きようじ)・・・健康な歯の人におすすめ!
歯と歯の間を清掃する道具の一つです。歯と歯が接している箇所のすぐ下は最も歯垢が溜まりやすく、歯周病も虫歯も出発点になりやすい場所です。歯と歯の間に隙間がなくても使用できます。歯の面に沿わせるように歯と歯の間に入れていき、歯と歯の接触面からポケットの入り口まで、糸を前後上下に動かしながら清掃します。無理に力を入れて行うと歯ぐきを傷つけます。使い方については、歯科衛生士の指導を受けましょう。
○1列歯ブラシ・・・歯周病の初期段階の人におすすめ!
歯ブラシの毛が1列だけしか植えられていないため、歯垢の溜まりやすい歯と歯ぐきの境目にぴったり当たり、磨き残しが少ないです。少し、歯周病が進んでいる方にお薦めです。
○歯間ブラシ・・・歯の間がすいている人、ブリッジを入れている人におすすめ!
歯と歯の間が広い(広くなった)人にお薦めの道具です。市販もされていますが、隙間に合ったサイズを使用しないと効果が少ないばかりでなく、歯ぐきを傷めることもあります。爪楊枝と同じ使い方では効果はありません。選び方、使い方に関しては、歯科衛生士の指導を受けましょう。
○電動歯ブラシ・・・手が動きにくい人、不自由な人におすすめ!
電動歯ブラシも様々な製品が販売されています。コード式・充電式・電池式各々使い勝手が違います。選ぶポイントは、振動の大きさ(強さ)・歯ブラシの大きさです。力が強すぎるものは歯や歯ぐきを痛める上、歯ブラシが大きすぎると口の中で自由に動かず、磨き残しが出ます。使い方のポイントは、歯ブラシを歯に当てておくだけで、動かさないことです。動かし過ぎたり、力を入れ過ぎると歯や歯ぐきの負担が多くなり過ぎます。製品に応じて歯ブラシの動きも違いますので、歯科衛生士の指導を受けてから使うのがベターです。歯垢の除去効果は普通の歯ブラシと変わりありません。

歯科医院で出来ること・・・専門家が行うもの

○歯垢や歯石の除去
歯の表面に付着していたり、ポケットの中に隠れている歯垢や歯石を器械を使ってきれいにします。きれいにするだけでなく、歯ぐきや骨・咬み合わせの状態もチェックします。毎日行っている歯みがきの方法も自己流になったり、忘れていることがあるのでそのアドバイスも受けるとより効果的です。
○口の中の環境の整備
歯垢や歯石の沈着を防ぐために歯ぎしりの改善、噛み合わせを悪くしているつめものを修正する治療を行います。また、上下の歯でしっかり噛めるように抜けた所等は、入れ歯を入れたり、かぶせたりします。
○定期的なチェック
歯みがきの方法や歯石の付着をチェックし、歯ぐきの状態、噛み合わせを継続的に診てもらうことが大切です。定期健診の間隔は、歯周病の危険度・進行の程度等により異なります。危険度の高い人・既にかなり進行してしまっている人は、治療が終了しても最初は1ヵ月毎にチェックを受ける方がいいでしょう。その後、自分自身での清掃等の管理ができ、歯ぐきや咬み合わせの状態が安定していれば、間隔を延ばしていきます。しかし、何の異常もなさそうであっても少なくとも半年に1回くらいの健診は必要です。
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