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虫歯だけでなくガン予防の強い味方!唾液パワーの秘密
あまり知られていない唾液の意外なパワーと、そのメカニズムを解説します。
唾液はどのくらい出る?
1日で牛乳パックの半分以上(500~600ml)も分泌されます。ただ、睡眠中はほとんど分泌されません。
唾液はどこからやってくる?
自然に湧いてきたり、喉から流れ出てくるのではなく、唾液腺から分泌されます。唾液腺は、奥歯の内頬2ヵ所、舌の下がそれぞれ左右対称の対になって、合計6ヵ所あり、主にここから唾液が分泌されます。その他唇の内側や粘膜などにある小さい腺からも分泌されます。
唾液はこんなにすごい働きをします!
- 虫歯を防ぐ
- 新しく生えた歯の表面(エナメル質、象牙質)を硬くする
- 殺菌、抗菌作用があり、発ガン性物質を抑制
- 歯や骨を丈夫にする(ホルモンの分泌により石灰化を促進)
- 食べ物のおいしさがわかる
- ご飯、パン等を消化(デンプンを分解)
- 口の中が湿っていることで、咀嚼(かむ力)、飲み込む力、発音しやすくする
- 苦い物などの味を次第に薄くする
- 酸度やアルカリ度を一定に保つ
- 粘膜を保護する
- バイ菌や余分なものを排泄する
- 体の中の水分量を調整する
- 入れ歯を安定させる、口の中を洗い流してきれいにする
こんなことで唾液が少なくなる!
- あまり噛まずに食事する(歯の喪失、多数の虫歯、歯周病や合わない入れ歯の痛みで噛めなくなる)
- 薬の使用(鎮痛薬、血圧降下剤、利尿剤、向精神薬等)
- 脱水症状を起こしたとき(発熱、多量に汗をかいた、嘔吐、下痢等)
- 病気や特殊な治療等による唾液腺の損傷(頭部の癌の治療に放射腺療法を用いた場合、自己免疫疾患、HIV感染等)
唾液が少なくなるとこんなに困る!
- 虫歯が急に増えたり、歯周病になる
- 歯ぐきや粘膜が赤くなりヒリヒリと痛み、歯ブラシが使えなくなる
- ケアが出来なくなることで益々虫歯などが増え、悪循環に陥る
高齢になると病気がちになり、必然的に薬を飲む機会やその種類、量も増えてきます。その上歯のトラブルも多ければ、徐々に唾液の分泌量が減少していきます。
こんなに大切な唾液を沢山分泌させるためには?
大人は・・・
よく噛んで食事をすると唾液の分泌を助けます。今からでも遅くないのでよく噛む習慣をつけましょう。食べる度に箸をおいてゆっくりと噛んで味わってみたり、一口を小さくしたりするのもいいと思います。一口につき30~50回噛むことがめやすです。15分以上かけてゆっくりと良く噛んで食べましょう。
子供は・・・
歯応えの良いものを食べさせる習慣をつけさせましょう。また、睡眠中は唾液があまり分泌されず、虫歯になりやすいので、寝る前は特に丁寧に歯を磨きましょう。
以上のことを踏まえて、唾液と長いおつきあいをして、健康で楽しい生活を送りましょう。



