大人の矯正・子供の矯正
大人になってから矯正を始めてもOK!
歯並びの良い人は、ますます美しく見えます。歯並びは、永久歯が生え揃う時期にはほぼ決まってしまいます。歯並びの悪さは、子供の頃には気にならなかったとしても、大人になるにつれ、コンプレックスになることもあります。
少し前までは、矯正は子供の頃、つまり歯や顎の骨が成長発育する時期に行うものとされていました。成人すると、矯正は諦めるしかなかったのです。しかし、今では素晴しい矯正装置が開発され、大人になってからでも矯正治療を始めることが出来るようになりました。
矯正をせずに歯並びを治す場合、歯を削って差し歯にする方法もありますが、健康な歯を削ったり、場合によっては神経まで取らなければならないのは、もったいないことと言えるのではないでしょうか。それにあくまでも見た目だけの改善で、咬み合わせの悪さは治りません。
矯正のメリットはこんなにある!
- 成人矯正では、歯並びだけではなく顔の形も美しく出来ます。この場合は、外科手術も併せて行います。
- 歯並びが良いと歯の清掃や虫歯、歯周病等の病気をコントロールすることが容易になります。
- 咬み合わせが良くなると、食べ物をよく噛んで食べるようになり、消化や吸収を助けます。
矯正するのに最善の時期は?
今では矯正器具の開発が進んで、矯正は子供だけのものではなくなりました。本人が、本当に歯をきれいにしたい思う時が、矯正の最善の時期です。永久歯が成長発育する時期(7~15歳位)は組織の活性が高く、歯が移動しやすいため効率良く治療できます。しかし、子供自身が歯をきれいにするという自覚があまりない場合は、あらゆる面で治療がスムーズにいかず、完全にきれいにならないこともあります。
一方、大人になってから矯正を始める人は治療に対する意識が高く、矯正装置を装着している期間の歯の清掃も念入りにする人が多いので、非常に良い状態で能率的に治療を進めていくことが出来ます。
成人矯正の注意点
大人の歯は動きにくい。
大人になると組織反応や矯正力に対する反応が遅くなり、矯正装置をつけてもすぐに歯が移動しないこともあります。また、顎の骨の位置も改善しなければならない場合は、成人の顎は成長しないため外科的矯正治療(手術)が必要になります。
矯正治療に「待った!」がかかることも。
成人の歯は、多かれ少なかれ歯周病にかかっていることが多く、矯正治療よりも先にその治療が必要な場合もあります。
大人は忙しい!
社会生活を営んでいる;結婚・出産・就職・転勤等生活状況の変化が治療期間中に起こることがあります。矯正装置が目立つことに対して抵抗感を感じる人もいます。
別の要因で矯正が必要な場合も。
歯が抜けたことで、咬み合わせが悪くなることもあります。特にブリッジを装着しなければならない際に、先ず矯正して歯を正しい位置に並べ替えなければならない場合があります。歯周病の進行に伴って歯の位置が自然に移動することもあり、それが新たな病気を引き起こします。このような場合は歯並び全体を移動することもありますが、部分的に矯正装置をつけ数本の歯だけを移動させることもあります。
子供の矯正の注意点
子供本人の意志を確かめる。
矯正装置が口の中に長期間入っていると歯を清掃しにくく、虫歯や歯周病にかかりやすくなったり、本人の(歯をきれいにしたいという)希望よりも周りの大人の希望が優先され、矯正する本人は心身ともにつらい思いをするだけということもあります。
まず、ご本人の意向を確かめてください。本人が本当に矯正治療を望んでいるかどうかという事は、大切な問題です。実際に装置を付けるのは保護者ではありません。多少の痛みも伴いますし、煩わしさを我慢を強いられるのは子供本人です。
お菓子、食事の制限も必要。
食事の制限も多少あります。ガム等の粘着性の食べ物は、期間中控える方がよいでしょう。また、堅いおせんべい等も食べにくいものになります。特に装置をつけたときは、1週間程度は歯が動くことによる痛みがあります(咬んだ時に痛い・歯が浮いた痛み)。歯を動かす力に慣れれば、普通の食事はできるようになります。



