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Ｑ．3年前に奥歯の神経を抜いた部分の先に膿がたまっていました。治療することでまた膿がたまりやすくなると言われました。セラミックの手術をすることも勧められましたが、膿がたまらない方法はありませんか？
一度神経を取った場所が痛くなる原因は、ほとんどが、根っこに入れた薬が古くなったり、身体の抵抗力が弱くなった場合に、根っこの先に、ほんの少し残っていた細菌が活発になる事で起こります。
先生が言われたのは再治療の場合、最初に神経を取ったときより根っこの先の細菌が多いので、より再発する可能性が高いという予想に基づく答えだと思います。もしお薬がでていれば、今痛みがなくてもしっかり飲んで少しでも根っこのばい菌を叩いておいて下さい。
ただし、必ず痛みがでる訳ではなく、主治医の先生も、あらかじめ予想できる事態を話したまでのことなので過度に心配する必要はありません。
セラミックの手術というのはおそらく、さし歯の種類の事だとおもいます。
さし歯には保険（銀合金（金・パラジウムを含む）の表面にプラスチック）と自費（セラミックなど）があります。保険の歯は経年的に着色しやすいのですが、セラミックの歯は着色もほとんどなく、とても自然な感じがします。 歯を入れる治療は基本的に”修理”です。車の修理を想像してもらうと良いのですが、時間をかけて大きな修理をして、費用がかかったからといって必ず長持ちする訳ではありません。（もちろん、同じ状態に対してはより費用をかけた方が長持ちしますが、できれば修理する傷は浅い方が安く早く完璧に治ります。）
つまり、歯の治療はできるだけ症状が進まないうちに治療した方が良いので、定期検診を欠かさない事が最も大切になります。
今回も再治療でリスクを増すというよりは、早目に治療を受けられた事で再治療のリスクを最小にできたのではないでしょうか。
