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Ｑ．味音痴と言われたのですがどのような原因が考えられますか。
味音痴といわれる人はよく噛まないで食べる人に多いそうです。よく噛まずに食べると、食べ物の微妙な味わいや歯ごたえなどがよくわからないまま飲み込んでしまうことになるので、食べ物の本来のおいしさが感じ取れないことになります。
甘い、辛いなどの味覚は舌で判断するのですが、歯ごたえ、歯ざわりなどいわゆる食感を感じ取るのは歯と歯の付け根の部分（歯槽骨）の間にある、歯根膜という組織です。歯をつり下げている働きをしている部分で、わずかな圧力を敏感に感じ取ることができます。ここで感じ取った刺激が脳に伝わり、情報としてインプットされるわけです。本物の食通になるためには、歯ごたえの違ういろいろな硬さのものをよく噛んで食べて学習していくことが大切なのです。
